公益財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部が編集・発行している書籍で、毎年発行されています。この本は、「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」という名称で、上巻(基準編)と下巻(講演録編)とがあり、本の表紙の色が赤色であることから「赤い本」と言われています。実際、本の表紙の右上に「赤い本 弁護士必携」と書かれています。「弁護士必携」とあるだけあって、ほとんどの交通事故案件を扱う弁護士は、持っていると思います。この本の基準は、東京地裁の実務に準拠した基準と言われており、東京地裁以外の裁判所における裁判でも参考にされていると思われます。