合計3社の金融機関に対して、約450万円の借金(債務)が残っておられた依頼から、月々の返済が困難となったため、月々の返済額などの支払い条件を金融機関と交渉してほしいとの依頼を受けた事件です。
当初、借金自体の減額を交渉しましたが、一部の金融機関では、保証会社などの異なる会社がすでに依頼者の代わりに支払を行っていました(「代位弁済」といいます。)ので、大幅な減額はできず、利息や遅延損害金のカットで交渉を行いました。中には、代位弁済前の金融機関があり、交渉途中で、まとまったお金が依頼者の手許に入ったという事情もあったため、その金融機関に対しては、借金を一括で返済する代わりに、借金額を減額して欲しいと交渉し、約80%の借金を一括で返済する代わりに残りの借金は免除するという内容で示談ができました。
債務整理の具体的な内容は様々です。本事案のように、一括での支払いを行う代わりに、借金の総額を減額できるという場合もあります。どのような債務整理を行うにせよ、借金の返済が困難になってきたという思いをもたれた場合、早めの相談をして頂けると、債務整理案の方法について、色々な案をご提案できる場合が多いと思います。