本件は、後方からの追突事故での損害賠償請求事件です。相手方に100%の責任があることは争いがなかった事案ですが、保険会社から提示された損害賠償額が妥当かどうか分からないということから相談に来られました。また、本事案は、依頼者の方に後遺障害として神経症状(14級)が認められていた事案でしたので、特に、逸失利益や後遺障害慰謝料の額が問題でした。
保険会社からの提示額を確認すると、逸失利益・後遺障害慰謝料・傷害慰謝料の額がそれぞれ裁判基準よりも低額でした。そのため、弁護士が裁判基準に基づき計算し、保険会社にその理由とともに提示したところ、ご依頼から約1ヶ月程度で裁判基準に基づいて示談が成立しました。金額としては、当初の提示額は、約210万円であったのに対し、約300万円の示談を成立させました。