本件は、玉突き事故の被害者様のご依頼を受けた事件でした。被害者は、4人家族で、ご一家全員が乗車されており、全員が軽重はあるものの、被害に遭われた事案です。
本件では、過失割合自体は、玉突き事故でしたから、問題となりませんでした。すなわち、加害者に100%責任があるという点については、争いありませんでした。しかし、保険会社から当初提示された賠償金額が低かったため、損害額について、保険会社と交渉を行いました。
まず、本件では、怪我が比較的軽いご家族様2名分については、既に治療も終了していていたため、裁判基準により、損害額を算出して、保険会社に請求しました。そして、交渉の結果、慰謝料額について、早期に当初提示額の約2倍の慰謝料額で示談を成立させることができました。
また、治療を継続されていたご家族様2名分については、治療終了後に、同じく裁判基準で損害額を算出して保険会社に請求しました。結果的に、傷害に対する損害賠償額として、約210万円の賠償を受けることができました。
本事案ではご家族4名様全員について、自動車保険の中の弁護士費用特約が利用でき、4名様でも、ご家族に弁護士費用の負担は一切かかりませんでした。このように、弁護士費用特約の利用によって、弁護士費用のご負担なく早期に適切な解決を図ることができる場合が多くあります。